怪談 「ごひゃくえんだま」
<リサイクルショップ プラザ小中野ブログへようこそ!担当のせいはちクンです!>
コンビニで買い物をし、支払いしてお釣りを貰う。
あたりまえ体操の歌詞にでもなりそうなくらいありふれた日常の光景です。
そこに非日常が入り込む余地があるでしょうか?
これは私が数年前、実際体験した出来事です。御覧ください・・・
とても暑い夏の日の出来事だったんですがね。
喉の渇きを覚えた私は、水分を求めて手近なコンビニに車を滑り込ませたんですよ。
外から見ただけでもなんかイヤ~な感じだったんです、そこのコンビニ。
怖いなぁ怖いなぁと思いながらもこちらと喉カラカラですからねぇ、入ったんですよ中に。
店内も店員さんもなーんか活気がないんですよねぇ。
店内は明るいだけに逆に不気味でしたよ、ええ。
そこでお茶を1本だけ手に取り1000円札で会計を済ませたんですよ。
急いでお釣りをポケットにねじ込み、そそくさとイヤ~な感じの店を出たんです私。
なんせ喉かわいてましたからすぐお茶をグワァっと流し込みましてね、店の外で、一気に。
で、空になったペットボトルをゴミ箱に放り入れた時お釣りの事を思い出しまして。
財布に入れなきゃなぁってポケットの小銭を手に掴んだんですよ・・・
その小銭を財布の小銭入れにジャラジャラァっと流し込もうとしたその時
なーんか違和感を覚えたんですよ
なんでかなぁ、なんでかなぁと思ってジーッとよく見てみたんです・・・
手のひらの中の一番大きな硬貨、500円玉。
その500円玉に穴が開いてたんです・・・
あるはずの「0」も1つ消えていたんです・・・
無いはずのものがあって、あるはずのものが無いんですよ・・・
そりゃゾッとしましたよぉ、ゾーッとね・・・
しょうもない怪談じみた話はさておき。
私の身に何が起きたのか端的に説明するとですね、500円玉だと思っていたものが昔の大きい
50円玉だったってことなんです。
この昔の50円玉、直径25mmもあって500円玉(26,5mm)とほぼ同じ大きさ。
しっかり直視しないと間違えることもありそうななさそうな。
にしても最初に使った人も人なら、それを受け取りレジの500円玉入れに入れた店員も店員です。
さらにそれをお釣りとしてこの俺様に素知らぬ顔で渡しやがった店員も店員です。
さらに昔のでっかい50円玉を500円玉だと思って受け取り、釣り銭の確認を怠った俺様も俺様です。
以前コンビニで釣り銭自体を受け取っていなかったことに気づいて翌日「○○○円レジのお金多く
ないですか?」と聞いたところ確かにそうだという事でお釣りを頂けた事がありましたが、それとこれ
とはまったく次元の違う話。
一旦店の外に出てしまったその後で、レジででっかい50円玉見せて「おとなしく500円玉と交換し
ろ!」と迫ったって新手の寸借詐欺と思われる事うけあい。食い下がろうものなら警察沙汰になって
もおかしくないですよね。
結果、泣き寝入りです。
この事案に関わった誰かに悪意があったかどうかなんて知る由もありません。
明らかなことは最初に使った人は450円の得、俺様は450円の損、コンビニはノーダメージ。
それだけ。
ここで質問。
「あーそれよくあるある!自分も経験した事ある!」って人、挙手願います。